ネットワールドは、サーバ2~3台だけで50~200ユーザ用の仮想デスクトップ基盤(VDI:Virtual DesktopInfrastructure)を導入できるオールインワンパッケージ「Networld SVP for VDI」を、4月2日より販売開始すると発表した。

「Networld SVP for VDI」は、仮想共有ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」を搭載し、サーバ上の内蔵ディスク領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用するため、外付けのSAN/NASストレージが不要となり、低価格でVDIを導入できる。ライブマイグレーションVMware vMotionも利用可能だという。

また、「Networld SVP for VDI」は、Microsoft OSを含む、「StorMagic SvSAN」、「VMware vSphere / VMware vCenter」、「VMware Horizon View」、「Microsoft Windows Server」など、VDIに必要なソフトウェアを、ユーザ規模に応じた構成でCisco UCSサーバにプリインストールし、初期設定と3年間の保守までを基本パッケージにしている。

「Networld SVP for VDI」に含まれるもの

100ユーザ以上には、インライン重複排除とRead(読み込み) / Write(書き込み)のキャッシュ技術による、I/O高速化とストレージ容量削減を実現する「Atlantis ILIO」を搭載することにより、高速なデスクトップ環境を実現できるという。

「Networld SVP forVDI」のハードウェア構成

今回発売する「Networld SVP for VDI」は、仮想デスクトップソフトウェアとして「VMware Horizon View」を搭載しており、年内には「Citrix XenDesktop」版の発売も予定している。VDIの規模に合わせて、サーバのCPU、メモリ、NICの追加も可能だという。

参考価格は、50 VDI用が1,180万円(税別)、200 VDI用が3,860万円(税別)。