エイプリルフールと言えば、さまざまなWebサイトでおもしろいウソをつく1年に1度のお祭りの日。面白法人カヤックはそんなお祭りを逆手に取って、「エイプリルラボ」という企画を開催。各企業がついたウソをピックアップして、勝手に実現しようとしている。

「iKA」開発の模様を特設サイトで生中継

カヤックが16:42現在取り組んでいるのが、講談社が公開している、生きたイカをボディに採用した電子書籍リーダー「iKA」。もちろんこれはエイプリルフールのウソなのだが、4月1日中に実際に形にしてしまおうとリアルタイムで取り組んでいる。

「iKA」に関して、11:26には早くも仕様書が完成。iPhoneをイカの中に入れて形を真似る予定で、ボディのイカに関して、「本物を釣りにいこうか、買いに行こうか、あるいは、かっぱ橋でイカの食品サンプルを買おうか模索中」と書かれていた。しかし、14:56に公開された進行状況では方針に変化があったようで、ゴムをイカの形に切り取っていた。最終形態が楽しみだ。

また、そのほかにも、エイプリルフールのまとめレポートでも紹介した「静岡県がサイレントヒル県に改名」というウソも実現するプロジェクトも展開され、「静岡」という文字列がすべて「サイレントヒル」に変換されるGoogle Chromeの拡張機能がリリースされた。随時制作状況がサイト上で報告され、作業場はUstreamで生中継されているので、気になるタイミングでのぞいてみると変化があるかもしれない。

加えて、エイプリルラボでは、2012年のエイプリルフールでロゼッタストーンが発表した持つだけで外国語が話せるプロダクト「シャベル」をもとに、日本語を英語に翻訳してしゃべるシャベルを制作。スマートフォンと、シャベルに取りつけたスイッチ・LEDを連動させているのだという。

なお、カヤックはこの他にも、2013年4月1日限定で、ウソの履歴書でのエントリーを受け付ける「エイプリル採用」も実施中。「みんなのウソをムダにしない」というサイトトップの文言通りの企画を進行している。

4月1日限定で経歴詐称を認める「エイプリル採用」