夫婦関係は円満ですか?

「老夫婦になっても手をつないでデートしたい!! 」。新婚時代にそんな憧れを持った夫婦も多いのではないだろうか。しかし、時間の経過とともに、夫婦関係は思わぬ変化を遂げることも多く……。今回はそんな「夫婦関係」について、マイナビニュース会員の既婚男性200名に調査した。

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「『正直、夫婦関係は終わっている』と思うときはありますか? 」という問いに対し、「はい」は10.0%、「いいえ」は90.0%だった。「はい」と答えた人に、その理由を尋ねた。

■喧嘩が絶えない
・「喧嘩ばかりするようになったから」(36歳/通信/技術職)
・「会話すると喧嘩になる」(43歳/電機/技術職)
・「妻のヒステリーが発動されると感じる」(34歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「毎回ほとんど同じことでけんかしている」(57歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■愛情表現のスキンシップも……
・「夫婦生活がなくなった」(45歳/医療・福祉/専門職)
・「嫁がエッチさせてくれない」(24歳/医薬品・化粧品/営業職)
・「結婚40年が過ぎ、枯れている」(64歳/電力・ガス・石油/営業職)

■コミュニケーションの欠如
・「まだ2年目だが、すれ違いが多くて会話がない」(36歳/通信/技術職)
・「口をきかない日が続くと、もうだめかなと感じる」(45歳/情報・IT/事務系専門職)

■会話以前の問題
・「お互いに関心がなくなっている感じがある」(31歳/機械・精密機器/技術職)
・「喧嘩すらない」(37歳/自動車関連/事務系専門職)

■その他
・「子供ができて、嫁の態度が変わった」(31歳/情報・IT/営業職)
・「子供が病気で苦しそうにしているのに病院に連れて行こうともせず、ブログを見てゲラゲラ笑っていた。最低だと思った」(32歳/情報・IT/技術職)

■総評
今回の結果によると、「夫婦関係が終わっている」と考える男性の割合は1割とさほど多い数字ではなかったが、その内容を見ると修復不可能ともいえるような決定的な状況に陥っている夫婦が多いことがわかった。

夫婦関係の終わりを感じた理由で、一番多かったのは「ケンカが絶えないから」というもの。"けんかするほど仲が良い"と言われるものの、お互いを罵り合うような口論が日常化するのは確かにツラい。一方、結婚歴の長い熟年夫婦では「顔をあわせても口をきかない」というケースも目立った。これなら表面上は穏やかに過ごせるし、無駄な衝突を避けられるだろう。ある意味、「夫婦喧嘩(げんか)」より問題が深刻そうではあるが……。

また、比較的若い世代では「忙しくて会話どころではない」「お互いへの関心が薄れている」といった回答も出ていた。特に30~40代前後は仕事も忙しく、また小さな子供がいるとなれば、夫婦の時間を楽しむ余裕も余りないだろう。だからといって、お互いへの関心が薄れてしまうのは余りにも寂しい。

こういった結果を見ると、夫婦円満の秘訣は"コミュニケーション"なのだと感じられる。たとえ"夫婦喧嘩(げんか)"であっても、それは貴重なコミュニケーションの一種。ポジティブに考えてみれば、ケンカするのもお互いに関心のある証拠といえるだろう。相手の容赦ない攻撃をうまくかわす術を身に付けつつ、日頃から積極的に声を掛け合いたいものである。

調査時期: 2013年2月14日~2013年2月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート