もっとも多く利用されているソーシャルメディアは「Twitter」

ニフティ、コムニコ、ライフメディアの3社は26日、2013年度新社会人を対象とした「ソーシャルメディアの利用実態調査」の結果を発表した。同調査は、4月に社会人になる20~26歳のソーシャルメディアを利用している学生(専門学校生は除く)を対象として、3月8日~11日にインターネット上で実施。559人(男性212人、女性347人)から回答を得た。

60.6%がソーシャルメディアは"日常生活の一部"

2013年度の新社会人がもっとも利用するソーシャルメディアは「Twitter」で41.0%。次いで「LINE」が31.5%、「Facebook」が20.8%となった。男女別でみると、女性の方が「LINE」の利用率が高い(35.7%)ことが分かった。

ソーシャルメディアの利用、64.6%が「1日に何度も」

「ソーシャルメディアの利用頻度」は「1日に何度も」「1日に1回程度」が回答者の82.3%を占め、60.6%が「日常生活の一部だと思う」と回答した。また、3人に1人となる33.5%が、ソーシャルメディア上で知り合った人と実際に会ったことがあると答えた。投稿内容に対する反応を「意識している」「やや意識している」は合わせて58.0%となり、複数サービスに登録している人のうち52.2%が「サービスによって書き込む内容が違う」と回答した。

24.5%が就職活動で活用。女性は「友人との情報共有」が多い傾向

就職活動にソーシャルメディアを利用しなかった人は少数派

「就職活動にソーシャルメディアを利用していた」人は24.5%。主な利用用途には「就職フェアなどの情報収集」「企業から発信された採用情報の収集」「友人・知人と就職活動の情報共有」があげられた。

利用用途をサービス別・男女別にみると、「Twitter」「Facebook」ともに男性は公開されているものの「情報収集」に利用し、女性は男性に比べて「友人・知人との就職活動の情報共有」に利用する傾向が見られた。ソーシャルメディアというツールが就職活動に「とても活用できる」「やや活用できる」とした人は合わせて47.6%だった。

上司や先輩社員への友達申請、「積極的に」は6.1%

上司や先輩社員への友達申請は「可能な限りしようとは思わない」

「入社後、上司や先輩社員への自分からの友達申請」について、「積極的にしようと思う」人は6.1%に止まった。「サービスによってはしようと思う」は35.1%で、「可能な限りしようと思わない」は半数を超える58.9%となった。一方、上司や先輩社員から友達申請が届いた場合には「積極的に承認する」が28.8%、「サービスによってはしようと思う」が42.8%、「可能な限りやり過ごそうと思う」が28.4%となった。

勤務先の項目に「登録しようとは思わない」人は57.4%

ソーシャルメディアはプライベート志向が強い

「入社後の利用」について、ソーシャルメディア上の「勤務先」の項目に「すでに登録している」「入社後に登録する予定」と回答した人は合わせて14.5%にとどまり、「登録しようとは思わない」が57.4%と半数を超えた。

また、「仕事上の人脈づくりや情報収集などでソーシャルメディアを活用したいか」との問いに対して「したいと思う」「ややしたいと思う」と答えた人は合わせて37.9%。「あまり思わない」「思わない」が合わせて62.1%となった。調査の詳細は「ニフティのニュースリリース」で閲覧できる。