富士ゼロックスは、モバイル環境での文書活用を支援するアプリケーションソフトウェアとして、Android OS搭載のタブレット端末に対応した「モバイル統合アプリケーション for Android」を4月10日から販売開始する。価格は5万円(税別、5ライセンス)から。

「モバイル統合アプリケーション for Android」

「モバイル統合アプリケーション for Android」は、複合機でスキャンした文書やタブレット端末で撮影した画像をアプリケーションに直接取り込み、取り込んだコンテンツを表示・編集し、複合機からのプリントや、メールでの送信などの操作がワンストップで行えるアプリケーションソフトウェア。すでに提供されているiPad版の「モバイル統合アプリケーション for iOS」に加えて、Androidタブレット版が追加された形となる。

文書のサムネイル表示や、ドラッグ&ドロップ操作でのファイルの移動・コピーなど、パソコン上のユーザーインターフェイスをタブレット端末上で再現しているほか、フリック操作でのページめくりといった直観的な操作にも対応する。また、フォルダーを作成して用途別にファイルを整理することも可能という。

さらに、タブレット端末に取り込んだPDF文書や画像ファイルに対し、手書き文字の書き込みや、マーカーラインを引くことができるほか、ファイルにコメントを入れて保存したり、メール送信して修正を指示したりといった使い方も可能。また、DocuWorks文書については、Androidアプリ「DocuWorks Viewer Light for Android」と連携することで、文書の閲覧や付箋などのアノテーションを使った編集を行うこともできる(ただし、有料オプションの購入が必要)。

このほか、文書管理システム「DocuShare」や、クラウドストレージサービス「Working Folder」との連携機能も搭載。外出前に社内の「DocuShare」サーバーから必要な文書をタブレット端末に取り出し、外出先で「Working Folder」に接続して社内外との文書の受け渡しをするといった使い方もできるという。