昨年の発言をぶり返しつつも、やはりビートルズの解散はオノ・ヨーコのせいではないと念押ししたポール・マッカートニー(右)と現在の妻ナンシー・シェベル (C)BANG Media International

ポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズのレコーディングにオノ・ヨーコがたびたび参加していたことに当時「うんざり」していたと振り返っている。

ジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコは、1968年頃にビートルズのレコーディング・セッションに定期的に参加していたようで、ポールは彼女がリンゴ・スターやジョージ・ハリソンを含めバンド内の空気に変化を及ぼしていたことに気づいていたという。 昨年10月にはビートルズの解散はオノ・ヨーコのせいではないとも明言していたポールだが、今回改めてQ誌に次のように話している。

「僕らはほら、ああいうしっかりまとまったグループだったからさ。でもジョンがその当時ヨーコにかなり惚れ込んでいたのは事実だから、今思えば、ジョンは新しく手に入れた自由をエンジョイして、ワクワク気分だったんだろうなと思うよ。でもヨーコがスタジオに現れて、何もしないでちょこんと僕らの真ん中に座られてもね……っていう感じだった。今でも僕らはそのことにうんざりしていたと認めざるを得ないよね」

とはいいつつもやはりポールは、今回も1969年の解散はオノ・ヨーコのせいではないと念押ししている。「当時を振り返ると(僕とヨーコは)この問題を確かに話し合っていたんだ。このことが僕らにとってプラスではなかったことを彼女はきちんと悟ってくれていたんじゃないかなって思うよ。でもまあ、いろいろあったことは僕らにとっては良い面もあったさ、本当にね。当時はでも、あんまり深く考えなかったのさ」

(C)BANG Media International