ダイハツ工業は、自動車購入意向のある人を対象に、「自動車の安全機能に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。回答数は男女150名ずつ、合計300名で、安全機能に対して高い関心があることがわかった。

ダイハツが「自動車の安全機能に関する意識調査」を実施(写真はイメージ)

この調査は3月5~10日の期間で実施されたとのこと。まず、衝突回避支援システムについて、認知率が94.7%と非常に高い水準だった。驚くべきことに、SRSエアバッグの認知率92.7%を上回っており、きわめて高い注目を集めていることが明らかに。購入する自動車に衝突回避支援システムを付けたいと考えている人は、約8割の78.7%に達している。

その一方で、衝突回避支援システムは「高額で贅沢」と感じている人も62.0%に及んだ。同システムを選択する際に求める条件は、「価格が手頃」が58.1%で1位となっており、昨今非常に高まっているユーザーのコスト意識をうかがわせる。2位以降は、「性能について詳しく理解すること」「試乗などを通して実際に体験すること」と続き、確かな根拠にもとづいた選択をする堅実なユーザー像が浮かび上がった。

同システムの価格がいくらなら搭載したいかという質問には、「10万円程度」と答えた人が26.7%で最も多かった。2位以降は、「5万円程度」が21%、「15万円程度」が10.0%で続いている。なお、ダイハツ工業では、軽乗用車「ムーヴ」に衝突回避支援システムを5万円の低価格で販売し、好評を得ている。