NECは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に、プリペイド型パーク内専用電子マネーソリューションを提供したと発表した。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、本ソリューションを用いて、パーク内専用の電子マネー「ワンダー・マネー」サービスを3月31日から開始する。

3月31日からは、NTTドコモのAndoroid搭載スマートフォンからサービスを開始し、その後、順次全キャリア及びiOSへの展開を予定している。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式アプリスマホ画面

「ワンダー・マネー」は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン スマートフォン公式アプリの新メニューを利用して、パーク内の買い物ができるプリペイド型パーク内専用の電子マネーサービス。サービスは、電子マネーの決済データや取引情報を管理する「電子マネーサーバ」、利用者が電子マネーをチャージ・利用する「モバイルウォレット(スマートフォン公式アプリの新メニュー)」、販売員が電子決済時に利用する「電子マネー端末」で構成。

来場者が電子マネーを利用する際は、スマートフォン上の同公式アプリに組み込まれた「モバイルウォレット」を利用して電子マネーをチャージし、その後、スマートフォンの画面に表示されたバーコードを、販売員が「電子マネー端末」に接続したバーコードリーダーでスキャンし、商品金額を入力すれば支払い処理が完了する。

サービス概要

また、「ワンダー・マネー」サービスに連動して「モバイルウォレット」にチャージする際のプレミアムチャージボーナスや、パーク内の店舗で利用できる各種クーポンの配信サービスなども合わせて実現する。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、「ワンダー・マネー」の利用により、レジカウンターの混雑緩和を図るほか、来場者の利便性や快適さを向上させ、ゲスト満足度の向上を目指す。

また今後は、スマートフォン1台で、パーク内のあらゆることが楽しめる環境を整備する計画で、現在の電子マネー端末に非接触ICリーダを接続することで、「非接触通信」(NFC)による電子決済の高度化を進めていき、さらに、サービスを提供するインフラとして、モバイルPOS(LifeTouch　Lビジネス向けモデルを利用)も導入予定だという。