マイボイスコムはこのほど、「証券会社に関するアンケート調査(第3回)」の結果を発表した。同調査は、2013年2月1日~5日の期間にインターネット上で行われ、1万1,588件の有効回答を得た。

それによると、証券会社との取引経験がある人は38.2%。このうち、「1カ月以内に取引したことがある」人は13.4%だった。取引経験者は男性や高年代層で多く、男性30代以上では「1カ月以内に取引したことがある」人が各2割となった。

直近3年以内に取引したことがある証券会社を尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのは「SBI証券」で33.6%。以下、「野村證券」が20.3%、「楽天証券」が19.0%、「マネックス証券」が13.1%、「大和証券」が11.4%と続いた。男性20~40代や女性20~30代では「SBI証券」が1位、「楽天証券」が2位。一方、「野村證券」は30代以下では1割以下にとどまった。

直近3年以内に主に取引した証券会社を聞くと、同じく「SBI証券」が25.6%でトップ。次いで、「野村證券」が13.0%、「楽天証券」が12.4%となり、うち、「楽天証券」は20代の利用が多くなっていた。満足度について見ると、「GMOクリック証券」利用者では4割弱、「松井証券」「SBI証券」利用者では各3割弱が『満足』と答えている。

直近3年以内に取引、購入した金融商品は「国内株式」が75.6%で最多。以下、「株式投資信託」が21.5%、「外国債券(外債)」「MMF」が同ポイントの10.9%と続いた。詳細を見ると、「FX」は男性、中でも20代男性で多いことが判明。また、「松井証券」「カブドットコム証券」「岩井コスモ証券」利用者では「国内株式」が9割前後に上ったほか、「GMOクリック証券」利用者では「FX」の比率が高かった。

取引する証券会社選定時の重視点を質問したところ、「会社の信頼度、経営の安定性」と「手数料が安い」が同ポイントの39.5%で1位。次いで、「知名度が高い」が22.2%、「セキュリティーが信頼できる」が17.8%、「取引が確実」が16.4%となった。このうち、男性30代以上では「手数料が安い」が各5割弱に上った。

証券会社選びの重視点

主利用証券会社別に見ると、野村證券主利用者、大和証券主利用者、SMBC日興証券主利用者、三菱UFJモルガン・スタンレー証券主利用者などでは「会社の信頼度、経営の安定性」が6~7割で1位。楽天証券主利用者は「取引スピードが速い」「ネットでのサービスが充実している」、カブドットコム証券主利用者は「セキュリティーが信頼できる」、GMOクリック証券主利用者は「取引のツールが充実している」などが多かった。

今後取引したい証券会社については、60.8%が「わからない」と回答。上位3位は「SBI証券」「野村證券」「楽天証券」となった。