米国際貿易委員会(ITC)は3月22日(米国時間)、米Microsoftが自社特許を侵害しているとする米Google(Motorola Mobility)の主張を退け、特許は侵害していないとする初期判定を下した。

これは、Googleが買収する前のMotorolaが2010年に申し立てていたもので、Microsoftのゲーム機「Xbox」が5件の自社特許を侵害していると主張していた。

その後、Googleは主張する特許のうち、H.264に関するものなど必須技術特許(FRAND)を中心に4件の特許主張を断念し、1件(米特許番号6,246,862)に絞り込んだ。この特許は、ポータブルな通信端末向けのセンサーが制御するUIに関するもの。今回、ITCの行政法判事(ALJ)はこの主張を退けた。

XboxはGoogleの特許を侵害していないという初期判定は今後、委員会によるレビューを受けて最終的な判決を下すことになる。