PHP: Hypertext Preprocessor

PHP開発チームは3月21日(米国時間)、次のリリースへ向けたベータ版となる「PHP 5.5.0 beta1」を公開した。ベータのフェーズに入ったため、これ以上機能が追加されることはない。不具合やバグの修正に取り組み、リリースへ向かう。

PHP 5.5における主な新機能は次のとおり。

  • Zend Optimizer+ (Zend Opcode Cache)の統合 (デフォルトでは無効)
  • array_column()関数の導入
  • CLI/CLIサーバSAPIにおけるプロセスタイトルの変更機能
  • foreach構文における非スカライテレートキーのサポート

PHP 5.5の最大の注目点は、これまでZend Technologiesが自社製品Zend Serverで使ってきたPHPバイトコードオプティマイザ「Zend Optimizer+」がオープンソース化され、そのコードを取り込んだところにある。Zend Optimizer+ (PHP 5.5ではOpcode CacheまたはOpCacheと名前を変えている)はPHPインタプリタが生成するバイトコードを最適化することで、実行速度の高速化を可能にする。