JR北海道は4月20日、函館本線五稜郭~渡島大野間(14.5km)の電化工事起工式を、函館本線七飯駅付近にて実施する。

北海道新幹線新函館(仮称)駅に併設して建設される在来線駅舎イメージ

新函館(仮称)駅での新幹線と在来線の乗り継ぎイメージ(断面図)

新函館(仮称)駅での新幹線と在来線の乗り継ぎイメージ(ホーム階平面図)

2015年度末の北海道新幹線新青森~新函館(仮称)間の開業(予定)に向け、電化によって新函館(仮称)駅と函館駅の間を移動する新幹線利用者の利便性や快適性の向上を図る。3月に着工し、2015年の新幹線開業前に工事を完了する。総工費は約18億円。なお、函館本線函館~五稜郭間はすでに電化されている。

北海道新幹線開業時に設けられる新函館(仮称)駅は、現在の函館駅から営業キロで17.9km離れており、函館駅まで行くためには在来線に乗り換える必要がある。このためJR北海道では、新函館(仮称)駅となる現在の渡島大野駅に、新たに在来線駅舎を建設し、新幹線第1ホームと在来線第1ホームを同一平面で乗継ぎができるように整備する計画だ。函館と札幌・苫小牧・室蘭方面を結ぶ特急「スーパー北斗」「北斗」を停車させ、道央方面への乗継ぎができるようにする。新函館(仮称)駅~函館駅間のアクセスについては、「利便性の高いアクセス電車を新たに導入」するとしている。