DNPデジタルコムは22日、クラウドサーバで最大100万点のコンテンツを管理し、通販カタログなどに掲載された商品画像を認識して、リアルタイムにAR(Augmented Reality:拡張現実)コンテンツを表示する「クラウド型AR画像認識サービス」を開始すると発表した。

「クラウド型AR画像認識サービス」は、米QualcommのAR開発キット「Vuforia SDK 2.0」の採用により、アプリを更新することなく、通販カタログなどの掲載画像を認識し、動画や静止画などを表示することが可能なARサービス。

誌面にスマートフォンのカメラをかざすと、対象商品に関連する動画などのコンテンツが表示される

特徴として、クラウドサーバで認識用画像とARコンテンツを最大100万点程度まで保管しサービスに利用することができ、また、カタログに掲載する商品の実物画像と、各種ARコンテンツ(動画、静止画、ウェブサイトのURL、商品の在庫情報など)の変更・追加・削除をクラウド環境でリアルタイムに行うことができる。

同サービスは、千趣会が2013年3月12日に配信開始したスマートフォン向けの通販用無料アプリケーション「ベルメゾンカタログプラス」に採用されている。