日本レコード協会は、インターネット上で蔓延している違法音楽配信への対策、および適法コンテンツの利用促進を目的として、4月1日に「著作権保護・促進センター」を設置すると発表した。

今回の著作権保護・促進センターの設置は、2012年10月に施行された私的違法ダウンロード刑事罰化に関する著作権法の改正を受けたもの。協会内に新たに設置される同センターでは、専任スタッフの拡充などを行って違法な音楽アップロードの探索・削除要請件数を増やすなど、違法音楽配信対策の強化を図る。同協会はこれにより、ユーザーが違法なダウンロード行為に導かれるような危険な環境の排除を目指す。

同協会は今後、違法音楽配信の根絶に向けた取組みの強化とともに、適法な音楽コンテンツの利用をさらに促進するための環境整備を進め、関係者や他団体との連携をとりながらさまざまな施策を積極的に実施するとしている。

日本レコード協会などが設立した「STOP! 違法ダウンロード広報委員会」のWebサイトイメージ