一般社団法人日本記録メディア工業界は、平成25年3月31日をもって解散、清算すると発表した。昭和23年10月に設立された前身の磁気録音テープ工業会から数え、60年以上の活動に幕を下ろす。

日本記録メディア工業界のWebサイト

日本記録メディア工業界では、同法人の定款第3条に記載された活動目的「記録メディアに関する調査研究、普及啓発、規格及び基準の立案を行うことにより、記録メディア産業の健全な発展と記録メディア技術の高度化を図りもって豊かな情報化社会の推進に寄与するとともに、我が国産業の発展と国民生活の向上に資する」が達成されたと判断。

同法人は60年以上の歴史の中で、磁気テープ、光ディスク、半導体メモリといった製品群の世代交代、新市場の創造に貢献してきた。解散の理由の1つとして、発展著しいネットワーク技術やクラウド技術により、ストレージ技術がネットワークに集約されてきていることを挙げている。