フジテレビアナウンサーの島田彩夏と高橋真麻が、16日に同局で地上波初放送されるジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督作『アリス・イン・ワンダーランド』で声優を務めたことが12日、明らかになった。

島田彩夏アナ(左上)が赤の女王、高橋真麻アナ(右上)が白の女王の吹き替えに挑戦した (c) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved

放送に際し、フジテレビの女性アナウンサー27人を対象に声優オーディションが行われた。アフレコ未経験者も多く緊張した面持ちで臨みながらも、またとないチャンスを勝ち取るために、みな真剣そのもの。島田アナと高橋アナが見事にチャンスを手にし、島田アナが「赤の女王」を、高橋アナが「白の女王」を演じる。

オーディション時には楽しさも感じていたという島田アナだったが、いざ本番が近づいてくると「事の重大さ」に気づいたのだという。その後、アフレコをしていくうちに「赤の女王」の内面的な部分に触れ、「恐ろしいだけではない寂しさ、人間らしさ、子供っぽさなどがいとおしくなってきました」という発見も。収録を終えた島田アナは、「大変な仕事ではありましたが、思いっきり怒鳴ったりすることは日常であまりないのでとっても"快感"な体験でした」とアフレコの魅力を実感したようだ。

一方の高橋アナは、「まさか自分が選ばれるとは思いませんでした。特に白の女王は、若い女性の声質が合っていると感じたので、31歳の私は年齢的にも違うかなと思っていました(笑)」と大抜てきに本人も驚き。初のアフレコを経験し、「アナウンサーも同じく"声"の仕事ではありますが、まったく違いますね。自分の声のトーンの狭さを感じました」と声優という仕事の奥深さを知り、「声優さんはあらためてすごいなと思いました」としみじみと語っていた。今月いっぱいで同社を退社する高橋アナだが、「今後(退社後)も、もしもですが、またやらせていただける機会があればチャレンジしてみたいと思います」と意欲を見せていた。