新潟県西蒲原郡弥彦村に春を告げる「弥彦湯かけまつり」

4月14日、新潟県西蒲原郡弥彦村に春を告げる「弥彦湯かけまつり」が開催される。

幾千年の昔から沸き出ずる霊泉である湯神社(石薬師様)より"神湯"をいただき、その湯を人々に青笹ではらいかけながら、湯曳き車(幅2m・長さ4mの山車)が町内を練り歩き、厄除開運・商売繁盛・病気平癒・学業成就を祈願する。つややかな芸妓の舞に、威勢の良い木遣りの掛け声も楽しみのひとつという。

当日のスケジュールは11時30分より湯神社で神事を開始。12時30分、弥彦駅前に曳き手集合、12時45分に同所で出発式が行われる。その後、13時から15時まで温泉街を巡行。

観覧だけでなく、だれでも湯曳き車を曳くことができる。ただし、参加の際の服装は、白シャツ・白ズボン・運動靴(ない場合はそれに近い服装)でなくてはならない。法被は、数量限定だが、用意してあるとのこと。

祭事終了後、御神湯を配布するので、希望者は各自容器を持参とのこと。飲用不可のため、お風呂に入れたり、飲まないように注意が必要だ。

また、この日は10時から14時30分まで、彌彦神社で大々神楽も披露される。同神社に伝わる舞楽で、7曲の稚児舞と6曲の大人舞より構成。年に一度、大々神楽の全13曲が奉奏されるというもので、1978年5月22日に重要無形民俗文化財に指定された。

会場への交通アクセスは、JR弥彦線「弥彦駅」からすぐ。北陸自動車道「三条燕IC」より車で25分。駐車場は普通2,000台収容可能で、無料(一部有料300円)とのこと。