保険証を無くした! どうすればいい!?

病院に行く場合はもちろん、身分証としても利用する機会のある保険証。非常に大事なものなので、常にお財布などに入れ携帯している方も多いはず。しかし、いざ使おうと思ったときに、財布に入っているはずの保険証が無くなっていたら…。

今回は、緊急対処法をはじめとした、保険証紛失時にすべきことをまとめました。保険証が見当たらない場合などは、ぜひ参考にしてください。

■今すぐ保険証が必要なのに手元にない!

病院で保険証を紛失したことに気がついたら、この場合はまず全額を実費で払い、再交付手続きが済んでから差額払い戻しの申請を行います。保険証は診察前に提示することがほとんどなので、その時点で保険証が無く、全額負担できるお金を持っていなければ、診察ができないこともありますのでご注意を。

■すぐに見つかれば、病院で払い戻しが可能な場合も

「家に戻って探したら見つかった」というような場合には、病院にその旨を伝え、持参することで差額の払い戻しに応じてくれます。領収書なども忘れずに持参しましょう。

払い戻し手続きを行っていない医療機関や、診察してからしばらくたっているような場合は、再交付手続きと同じ要領で払い戻し申請書類を提出します。診療明細書と領収書が必要になりますから無くさないようにしましょう。

注意したいのは、一時的にでも全額負担となった場合は自由診療となり、必ずしも10割負担とは限らず、医療機関によってはそれ以上の金額を支払う場合もあります。この場合は自己負担額が大きくなる可能性もありますので、診察前に必ず窓口で確認するようにしましょう。

■まずは警察に。同時に再発行の手続きを

紛失や盗難の可能性があれば、保険証が悪用される可能性もあります。そのためまずは警察署で被害届/遺失届を出しましょう。タイミングがよければすぐに見つかることもあります。

保険証の再交付手続き先は、保険証発行元になります。国民健康保険(国保)の場合は最寄りの市役所や区役所、健保や組合の場合は職場、もしくは管轄内にある支部などに書類を提出しましょう。