嵐の松本潤、女優の上野樹里が出演する映画『陽だまりの彼女』(10月公開)が5日、約1カ月半におよぶ撮影を経て都内某所でクランクアップを迎えた。

映画『陽だまりの彼女』のクランクアップ後、「この"浩介"と"真緒"の空気感は、松本(潤)さんとだからできたんだと思います」と語っていた上野樹里

深夜0:30頃からスタートした最後の撮影は、松本演じる浩介と上野演じる真緒のデートシーン。レコード店で真緒を見つけた浩介は、その姿についつい見とれてしまう。2人の目線や表情に注意しながら、何度もアングルを変えて撮影は進んだ。そして早朝4:30頃、三木孝浩監督の「カット! OK!」の声がかかると、キャストやスタッフからは拍手と歓声がわき起こった。松本と上野は、三木監督から渡された花束を満面の笑みで受け取っていた。

『花より男子ファイナル』(2008年)以来、5年ぶりの映画出演となった松本潤。その現場を「本当に魔法がかかったような、すてきな時間だったと思います」と表現し、「おそらくこれが"20代最後の作品"だろうと思ってやらせていただきました」と並々ならぬ覚悟だったことを明かした。共演の上野については、「"真緒"というキャラクターにとても純粋に向き合う人。その姿勢がとてもすてきで刺激的でした」と語り、「心地よくもあり、相手役として楽しかったです」とたたえた。

一方、『のだめカンタービレ 最終楽章 前・後編』(2009年)以来、3年ぶりの映画出演となった上野は、「撮影は長かったので、じっくり時間をかけて撮影ができました。"真緒"に出会えて、私も勉強になりました」と充実の現場を振り返った。「今までちゃんとしたラブストーリーをやったことがなかった」という上野は、"浩介"を通して松本の魅力にも気づくようになったという。そのことを、「ブレないし、この映画の主役として全体を見て、いい結果を残す」と説明し、「人間としてすばらしいし、またどんな役でもいいから共演したいと思いました」と絶賛していた。