NTTPCコミュニケーションズ(以下NTTPC)は、同社のVPS(Virtual Private Server:仮想専用サーバ)のサービスに、Webサイト制作・Webアプリケーション開発を行うユーザー向けに、新たな「WebARENA VPSクラウド」を3月5日より提供開始すると発表した。

WebARENAでは、これまでエントリーサービスとしてVPSエントリーと、上位サービスのVPSハイスペックを展開してきたが、「WebARENA VPSクラウド」は、Webサイト制作・Webアプリケーション開発の作業の手間を軽減する監視やロードバランサー、バックアップ&クローンなどの新たな機能を追加している。

今回、運用管理の向上を狙い、あくしゅがWakame Software Foundationにて開発したオープンソースの国産クラウドコントローラ「Wakame-vdc」を採用し、最短3分でのサービス開通、Web上のコントロールパネルからのインスタンスの起動・停止、ロードバランサーの設定、マシンイメージのバックアップなど、全てオンデマンドで操作ができる。

また、複数のインスタンスを1つのコントロールパネルで一元的に管理することや、インスタンスごとにファイアウォールを導入することができるほか、監視機能が追加料金なしで利用できる。

さらに、オプションでロードバランサーを使って冗長性を高めることや、イメージをバックアップすることが可能。なお、バックアップしたマシンイメージをテンプレートとして新たにインスタンスを起動することができ、同じ作業を繰り返しがちなWebサーバの設定など、作業の標準化と効率化を図ることができる。

コントロールパネル

料金は、基本サービスプランが初期料金無料で、月額料金は3,780円~5万2,920円。オプション料金は、ロードバランサーが月額3,150円~2万2,050円、バックアップが月額2,100円~1万500円。

また、同社は基本サービスプランの月額料金を最大3カ月無料で利用可能なキャンペーンを、3月5日~5月13日までの期間限定で実施する。