Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

Ubuntuの次期デスクトップUnityにおいて、採用するベース技術をGtk/CompizベースのNuxからQt5/QML2ベースへ変更することがメーリングリストにおいて発表された。どういった理由があって変更するに至ったかはUnityNextSpecに詳しくまとまっている。

Canonicalは2010年にデスクトップやTVに対して統一されたのUI/UXを提供する目的でUnityを発表。当時はGtk/Compizをベースとしながら、さらにOpenGLツールキットとしてNuxを採用し開発を進めてきた。しかし、タブレットデバイス向けの開発を経て、Qt5/QML2で機能的に十分実現可能である手応えを得たとし、今後はQt5/QML2をベースにデスクトップ、TV、スマートフォン、タブレットデバイスに共通のUI/UX (Unity)を提供するとしている。

Qtは組み込みデバイスで採用されるケースが多いツールキット。デスクトップ、TV、スマートフォン、タブレットデバイスといった複数のターゲットに対して同一のUI/UXを提供したい場合、Qtは適したツールキット。Canonicalは従来のQtでは不十分だったためGtk/CompizをベースにNuxを採用したが、Qt5でそうした不満点はほぼ解決すると判断したと説明している。