日本生まれの娯楽「カラオケ」。日本のみならず、海外へも羽ばたいたアミューズメントです。そんな日本のカラオケについてどう思うか、日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

■楽しいと思います。母国でもカラオケの名前そのままに、日本ほどではないですがあります(ドイツ/男性/40代前半)

空のオーケストラの略語「カラオケ」は、ほぼそのままの発音で海外でも通じます。カラオケビジネスの第一人者と言われる井上大祐氏は、1999年にアメリカの週刊誌タイムの「今世紀もっとも影響力のあったアジアの20人」に選ばれ、2004年にはノーベル賞のパロディ「イグノーベル賞」の平和賞を受賞しました!

■楽しい、安い。母国でも気の合う友達とよく行くところ(韓国/女性/30後半)

■友達と楽しい時間が過ごせるところだと思う。母国も日本とあまり変わらないが、スペース的には日本より広い(インドネシア/男性/30代前半)

外国人のみなさんも、友達との遊びの定番となっているようです。親しい人と行くのが一番リラックスして歌えますよね。あまり面識がない人がいると、少し緊張します。下手クソ!と思われるかな……とか。

■いいストレス解消になっていると思う。母国では、私がイタリアにいた時はあまりなかった(イタリア/男性/30代前半)

■ストレス解消できる最高な場所。母国でも一次的にはやっていたが、ブームがすぎた(デンマーク/女性/50代前半)

好きな歌を歌うと気持ちいいですよね。歌うことにより、コルチゾールというストレス度を示すホルモンが低下した、という調査結果もあるようです。車の中で熱唱する人も多いと思いますが、身体にとってもとてもいいことみたいですよ!

■個室があって他の人に聞かれないのはとてもいい。恥ずかしいからです!(ロシア/女性/20代前半)

■日本人っぽい。カラオケの部屋は小さくて暗い。恥ずかしがり屋の日本人のため! マリではみんなの前で歌います。その方がスターになれる(マリ/男性/30代前半)

海外では飲食店など、知らないお客さんもいるところで歌う形式が主流ですが、シャイな日本人だけでなく、外国人にも個室が落ち着くという方がいました。小さくて暗いぐらいの方が、照れないで歌うことができます。また、友人だけの方が、好きなように盛り上がれますよね。とは言え歌唱力があったら、みんなの前で歌ってちやほやしてもらうのも楽しいかも!

■最先端。母国ではこじんまりしているものは少ない(ポルトガル/女性/50代前)

■日々に発展していると思う。母国はまだ遅れていると思う。タッチパネルではなく、まだキーボード(ラオス/女性/20代後半)

フードやドリンクの注文もできるリモコン、音質の良さなどに日本のテクノロジーを感じる外国人も多いようです。自分のスマートフォンがカラオケのリモコンになるアプリも登場しましたね。

■楽しいけど私はあまり歌えない。母国には日本みたいにカラオケの店がありません。皆で何かを歌う習慣がありません(イラン/女性/20代後半)

厳格なイスラム国家であるイランでは、女性が人前で歌うことや踊ることが禁止されています。このような事情があることも、頭に入れておきたいですね。

■空間が狭い、ビデオが音楽と合わないのが印象的です。母国でもみんなよくカラオケに行きます(中国/女性/20代後半)

全く違う歌に同じ映像が流れたりしますが、それが印象的でしたか(笑)。その曲のPVが使われることも多くなりましたね。本人映像はテンションが上がります!

日本のカラオケ、みなさんわりと楽しんでくれているようでした。外国人のみなさんの十八番はなんなのか聞いてみたくなりました!