Evernoteは「Evernote for iOS」のバージョン5.2および不具合の修正をした5.2.1の提供を開始した。バージョン5.2では、PDFを快適に閲覧するための新しいPDFビューワーの導入、書式設定オプションの追加、Evernote Businessの機能強化などが主な改善内容となる。iPad版に限りノート閲覧時のサマリー表示にも対応している。
Evernote最新版では、iPad版でのノート閲覧時のサマリー表示に対応した。ノートを検索して右端の日付バーから指定の月に移動できるようになった。サマリー表示に切り替えるには、ノート一覧のプルダウンメニューから選択し、アイコンをタップすることで可能となる。
サマリー表示で閲覧中にノートをタップすると、画面右側からノートが一部覆いかぶさるようにスライドする。このデザインによって、ノート一覧をスクロールしながら、同時にノートを閲覧・編集することも可能になった。
なお、デフォルトではサマリー表示に題名、日付、タグ、画像、ノート本文の一部が含まれる。この表示をシンプルにしたい場合は画面右下の設定アイコンをタップして変更することができる。
新たなPDFビューワーでは、PDF下側にあるページの画像もしくは左上のグリッドアイコンをタップしてPDF内の任意のページに移動することが可能になった。また、虫眼鏡アイコンをタップしてPDFの検索も行える。プレミアム会員はスキャンしたPDF文書内の検索も可能。このほか、iPhone/iPadを横向きにして2ページ表示できるようになったほか、画面回転ロック機能で端末の向きを変えても画面が回転しないように固定することも可能に。
新しい書式設定オプションとして、書式設定を削除するオプションを用意した。
Evernote Businessユーザー向けには2つの機能が追加。ひとつはオフラインノートブックへの対応で、ビジネスノートブックから端末にノートをダウンロードすることが可能になり、オフラインでもノートの表示が可能になった。
オフラインノートブックに対応 |
もうひとつの機能はビジネスライブラリの閲覧で、ビジネスプレミアムビューでビジネスライブラリを閲覧できるようになった。同僚が共有しているすべてのビジネスノートブックにアクセスし、その中から自分のアカウントに連携したいノートブックを選択してビジネスノートブックを連携すると、自分のノートブック一覧に表示されるようになる。