マイクロソフトは1日、Windows RT搭載の同社製タブレット「Surface RT」を2013年3月15日より提供開始すると発表した。価格は32GBが49,800円、タッチカバーセットモデルが57,800円。64GBが57,800円、タッチカバーセットモデルが65,800円となっている。販売箇所はMicrosoft Storeオンラインの他、ビッグカメラおよびそのグループ会社、ヤマダ電機およびそのグループ会社と、ヨドバシカメラにて販売される。

発表会では、日本マイクロソフト 代表執行役社長 樋口泰行氏と同社執行役 コンシューマー&パートナーグループ リテールビジネス統括本部長の横井伸好氏、販売パートナーとして、ビッグカメラ 代表取締役社長 宮嶋宏幸氏、ヤマダ電機 取締役兼執行役員常務 佐俣信一氏、ヨドバシカメラ 副社長 藤沢和則氏の5人が登壇した。

日本マイクロソフト 代表執行役社長 樋口泰行氏

樋口氏は、「Windows PCとタブレットは市場で共存させたい」とした上で、「1つだけ出して終わりではない」と今回のタブレット市場に進出したことが通過点であり、継続して販売していく意向を述べた。

既に販売されているサードパーティとの関係については、「既に250種以上のタブレットが出ているうちの4種」とし、タブレットの今後の展開については「今後新しいOSなどを出したバージョンなどについては、然るべき時が来たときに話す」と語った。


日本マイクロソフト執行役 コンシューマー&パートナーグループ リテールビジネス統括本部長の横井伸好氏

横井氏は今回の発売に関して、先日発表されたOffice 2013について触れ、「Windows 8の発売のタイミングではなく、このタイミングで発売したのにはOfficeのリリースタイミングが要因としてあった、その上で学生向けといった春の新生活に関する商戦期に間に合わせたいという思いで、この発売日にした」とその思いを語った。


販売店舗は1,000を超える販売店舗でSurface RTの取り扱いを行うとし、それぞれの販売パートナーは、今後Surfaceを起爆剤としてタブレット市場を盛り上げたいと意気込みを語った。

左から2番目がビッグカメラ 代表取締役社長 宮嶋宏幸氏、真ん中がヤマダ電機 取締役兼執行役員常務 佐俣信一氏、左から4番目がヨドバシカメラ 副社長 藤沢和則氏

製品の主なスペックは以下の通り。

  • OS:Windows RT
  • 搭載Office:Office 2013 RT(Word,PowerPoint,Excel,OneNoteで日本で発売されるSurfaceに搭載されるOfficeは商用利用が可能)
  • 外形寸法:D275×W172×H9mm
  • 重さ:約675g
  • CPU:Tegra 3 モバイルプロセッサ クアッドコア
  • メモリ:2GB
  • 記憶領域:32GB/64GB
  • ディスプレイ:10.6インチ ワイド(16:9) 5ポイント マルチタッチ
  • 外部インタフェース:USB2.0×1、HDビデオ出力ポート×1、MicroSDXC メモリカードスロット×1、ヘッドフォンジャック、カバー端子
  • ワイヤレス機能:無線LAN(802.11a/b/g/n)準拠、Bluetooth 4.0
  • バッテリ駆動時間:最大8時間
  • カメラとAV機能:720p HD LifeCam×2(フロントおよびリア)、マイク×2(ステレオ)、ステレオスピーカー
  • 電源:24W
  • 保障:1年間のハードウェア保証、90日間無償テクニカルサポート
  • 標準搭載アプリ:Office 2013 RT(Word,PowerPoint,Excel,OneNote)Windowsメールおよびメッセージング、SkyDrive、Internet Explorer 10、Bing、Xboxミュージック、Xboxビデオ、Xboxゲーム
  • タッチカバーのカラー:ブラック/ホワイト/シアン ブルー

製品展示と発表会のスライドショー