米TechSmith Corporationは27日、PC画面の録画や編集を手軽に行えるソフト「Camtasia Studio 8」と総合スクリーンキャプチャソフト「Snagit 11」を発売。それぞれ通常版の価格は27,600円、3,000円。ライセンス版やアカデミック版も用意されており、同社Webサイトやオンラインストアなどで購入できる。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8。

「Camtasia Studio 8」は、PC画面の録画や編集を行えるソフト。手軽な録画機能、高度なタイムライン編集から、映像内のハイパーリンク作成や、映像を利用したクイズ作成機能などインタラクティブな機能も搭載する。PCに映し出されるものを手軽に録画/停止でき、解説のテキストも簡単に入力できるなど、アプリケーション操作のチュートリアルや研修用のマニュアルなど幅広く活用できる。

画面録画インタフェースとマルチトラックタイムライン(同社Webサイトより)

新バージョンとなる「Camtasia Studio 8」では、HD動画の録画/編集にも最適化、新しいエンジンを採用しパフォーマンスの向上も図っている。また画面レコーダーや、ビデオやオーディオのトラックが無制限になる「マルチトラック タイムライン」などインタフェースも刷新、あらかじめプロのデザイナーが用意したメディアセットライブラリ、エフェクトなども充実させている。

「Snagit 11」は、画面キャプチャと編集に特化したキャプチャソフトで、大量のキャプチャ作業でも煩わしさを軽減できるよう、ひとつひとつの操作方法に工夫が施されたソフト。縦に長いWebページなどスクロール画面では、自動でブラウザをスクロールさせながら縦長のキャプチャ画像を撮ってくれたり、デスクトップ上の一部やウィンドウだけのキャプチャなど数多くのキャプチャ方法を備える。フラグを付けた画像管理、吹き出しや矢印を加えたり、複数キャプチャ画像の組み合わせなど使いこなすと便利なツールが充実している。

「Snagit 11」では、画面をビデオとして録画できる機能、クリップボードからの貼り付けの際のキャンバスサイズの自動変更、スクリーンショット内の吹き出しでの英語スペルチェック、画像に貼り付けられるスタンプの拡充、などが新たに加わっている。

充実したスタンプ各種とサイズに応じて、キャンバスが広がる地味だが便利な機能(同社Webサイトより)