今年4月に約3年ぶりの長編小説を刊行する作家の村上春樹が28日、版元の文藝春秋を通じてメッセージを発表した。

文藝春秋 公式サイト

文藝春秋は「村上春樹氏 書き下ろし刊行にあたってのメッセージ」と題して、公式サイトでメッセージを公開。村上氏は本作について「短い小説を書こうと思って書き出したのだけど、書いているうちに自然に長いものになっていきました。僕の場合そういうことってあまりなくて、そういえば『ノルウェイの森』以来かな。」と、累計1,000万部を突破したベストセラーであり、村上氏の代表作『ノルウェイの森』になぞらえている。

未だタイトルが明かされていないこの長編小説は、2010年『1Q84 BOOK3』以来、約3年ぶりの新作。村上氏はこれまで短編集、日本語訳を文藝春秋から発売してきたが、同社から長編小説を刊行するのはこれが初のこと。これまでは講談社、新潮社より発売されている。