マーケティングリサーチなどを手がけるネオマーケティングはこのほど、自動車免許を保有している全国の20~40代の男女600名を対象に、「運転に関する意識調査」を実施し、その調査結果を発表した。ドライバーの2人に1人が事故を経験し、運転中の「ヒヤリ」は約9割が体験している。

運転中の事故や「ヒヤリ」体験

「ヒヤリ」体験の原因と対策

運転支援システム期待するか?

運転支援システムに期待するもの

調査結果によると、運転中に事故に遭った経験のある人は47.5%と約半数に上る。事故にはならなかったが「ヒヤリ」とした体験がある人は39.8%で、合計すると約9割の人が事故や「ヒヤリ」体験をしている。「ヒヤリ」の内容は、1位が飛び出してくる自転車、2位が車道走行する自転車で、自転車関連が上位を占める結果となった。最近、慢性化した自転車の歩道走行が見直され、車道を走る自転車が増えたことも影響しているようだ。

こういった事故や「ヒヤリ」体験を防ぐために実践していることとして、男性の1位は「細かく休憩をする」で46.7%。以下、「眠気対策でガムをかむ」「運転中、他のことをしない」が続いた。一方、女性の1位は「運転中、他のことをしない」で54.0%、以下、「細かく休憩をする」「眠気対策でガムをかむ」となり、男女で異なる結果となった。

また、最近注目されている「運転支援システム付きの車」を購入することで事故防止を図っているという回答は、全体で3.5%。現時点では普及が限定的であることがわかった。ただし、「事故防止のための運転支援システムが広がることを期待しますか?」という質問に対しては、「期待する」「どちらかといえば期待する」が両方合わせて87.2%を占め、「運転支援システム付きの車」の普及に9割近くが期待しているとの結果が出た。