Imagination Technologies(IMG)は2月25日、マスマーケットのOpenGL ES3.0の導入を可能にする「PowerVR G6100 Series6 'Rogue'」コアアーキテクチャを発表した。

PowerVR Series6は、OpenGL ES 3.0に適合するGPUアーキテクチャで、中でもPowerVR G6100は、新分野をサポートするGPU IPコアで、1つの'Rogue'アーキテクチャシェーダで実行するクラスタを特長とし、OpenGL ES3.0向けに小型かつ効率的なグラフィックスコアを実現していると同社では説明する。

また、一部に制限はあるもののOpenGL ES 3.0グラフィックス性能が必要とされているモバイルソリューション向けに、高品質グラフィックスと効率的なGPU計算性能を実現できるよう設計されており、高性能テクスチャマッピングユニットを組み込んだ単一USC(Unified Shader Cluster)は、マルチプロセッサGPUと同等のRAWフィルレートを実現できるとしている。

さらに、「POWERVR Series6 CPU」は、すでに一般的になっているGPUおよび新しいGPUを完全にサポートし、OpenCL 1.xやRenderscript Compute/FilterscriptなどのコンピューティングAPIの要件を満たし、モバイルおよび組み込みデバイスにとって最適な性能/消費電力比を提供することが可能だとしている。