俳優の三上博史が、WOWOWの連続ドラマ『震える牛』(6月スタート予定)に主演することが27日、明らかになった。

『震える牛』

ドラマ『震える牛』は、食品問題に着眼し、そのタブーに切り込んだ相場英雄の同名小説が原作の社会派ヒューマン・サスペンス。三上が演じるのは、未解決の強盗殺人事件に疑問をいだき、独自に捜査を始める警視庁捜査一課・継続捜査班の田川信一だ。地道な聞き込みを重ねた田川は、食肉加工会社・ミートボックスにたどり着く。そんな中、殺害された獣医師の部屋には空き巣が入り、2台のパソコンのみが盗まれていたことが発覚。犯人の真の目的は金ではなく2人を殺害することではないかと推理する。共演は、田川とは知り合いで、読者から得た情報をもとに"裏に顔が利く"という悪評のあるミートボックスの食品偽装疑惑を探っているニュースサイトの記者・鶴田真純を演じる吹石一恵ほか、平山浩行、木村文乃、温水洋一、白石美帆、竜雷太、小野寺昭、佐野史郎、古田新太、小林薫ら。監督は鈴木浩介。

三上は「とても制約の多いドラマ制作の中で、WOWOWはいつも思い切った挑戦をしてくれています。そんな現場で演じさせて貰えることは、とても幸せです。 今回のドラマでは食品偽装に着目しています。食品偽装が食の問題、ひいては、社会の構造、人々の価値観、日常の生活への疑問を問いかけるきっかけになれば、と思います」とメッセージを寄せている。