Samsungは2月27日 (スペイン時間)、Mobile World Congress (バルセロナ)で「Samsung Developer Day 2013 at MWC」を開催、集まった開発者に「Wallet」というチケット/クーポン管理プラットフォームを披露した。

SamsungはWalletを「ユーザーがイベントチケット、搭乗券、メンバーシップカード、クーポンなどを一カ所に集めて管理できる便利なモバイルアプリ」と説明している。時間やロケーションに基づいたプッシュ通知機能、リアルタイムアップデート機能 (例: ゲートの変更がすぐにWallet内の搭乗券に反映される)などを備えており、Appleのチケット/クーポン管理プラットフォーム「Passbook」のようなソリューションをSamsung製品ユーザーに提供するものになりそうだ。

Wallet対応のチケットやクーポンを発行するパートナー向けに、Samsungはベータ版のWallet APIの情報提供を開始した。また一部のパートナーとともにサービス開始に向けた準備を進めており、5月にはAPIを公開する計画だ。

Samsungは3月14日に米ニューヨークでUnpackedイベントを開催する。招待状には「Ready 4 the Show: Come and Meet the Next Galaxy」と書かれており、「Galaxy S IV」の発表が予想されているが、その新機能にWalletが含まれるか、搭載が実現した場合はWallet対応の最初のパートナーの顔ぶれも注目点になる。