帝国データバンクは2月25日、経営情報誌「TDB REPORT 120号 TDB 業界動向2013-II」を発刊した。同誌では、100業界231分野の業界動向を調査し、2013年度の業界天気が予測されている。

業界天気は各業界の生産や販売、売り上げ、収益動向などから景気状況を総合的に判断したもの。最も景気が良い状態を「快晴」として、以下「晴れ」「薄日」「曇り」「小雨」「雨」と続き、最も景気が悪い状態が「雷雨」となる。

発表によると、調査対象となった231分野のうち、2013年度の天気予測は「快晴」がゼロ、「晴れ」が9分野、「薄日」が41分野、「曇り」が75分野、「小雨」が60分野、「雨」が35分野、「雷雨」が11分野となった。「晴れ」には、総合商社や介護サービス・有料老人ホームなど、「雷雨」には出版社・出版取次(出版・新聞)、一般電気事業者・卸電気事業者(電力・ガス)などが挙げられている。

また、2012年度との比較で天気の「改善」が見込まれるのは34分野、「横ばい」は181分野、「悪化」は16分野。前年度から78.8%の分野が「横ばい」だが、「改善」分野数が「悪化」分野数を上回る見通しで、同社は2013年度の景気状況について、「曇り」が目立つも改善の兆しが見られると予測している。

業界天気図の内訳と割合(発表資料より)

業界天気図の状況(発表資料より)