韓国Samsung Electronicsは2月24日(現地時間)、8.0インチサイズのタッチスクリーンを持つ「GALAXY Note 8.0」を発表した。同製品は同社スマートフォン「GALAXY Note」シリーズの最新モデルで、オリジナルの5インチ、10インチに続く3つめのサイズとなる。Sペンと呼ばれる筆圧感知可能なデジタイザを採用しているのが特徴。携帯性と大画面の2つの特徴を要求するユーザーに訴求する。
GALAXY Note 8.0の基本スペックは直近のGALAXY Note IIの延長線上にあり、ARM Cortex-A9ベースの1.6GHz駆動のクァッドコアプロセッサに2GBのメモリを搭載する。スクリーンは8.0インチのTFT液晶で、解像度は1280×800ピクセルだが、これは5.55インチパネルを持つNote IIの1280×720ピクセルとほぼ同等で、サイズが大きいぶんだけ単位サイズあたりの解像度が少なくなっている。また対応ネットワークはHSPA+ 21Mbps 850/900/1900/2100で、現時点でLTE対応モデルはアナウンスされていない。カメラは背面が500万画素、正面が130万画素となっており、OSにはAndroid 4.1.2 "Jelly Bean"を採用する。
同製品における特徴の1つが大容量バッテリで、初代GALAXY Noteが2500mAh、Note IIが3100mAh、Note 10.1が7000mAhだったのに対し、Note 8.0は4600mAhとなっている。これは同サイズのタブレット製品であるiPad miniに比べて、わずかながら大きい。前述のようにSペンによる各種操作のほか、GALAXY Noteの特徴である2画面分割など、従来の機能群もそのままサポートする。提供開始時期は今年2013年第2四半期で、販売国や対応キャリアなどは順次アナウンスが行われる。
なお、2月25日よりスペインのバルセロナで携帯業界の展示会「Mobile World Congress (MWC)」が開催されるが、この場で製品がお披露目されることになる。すでに会場の最寄り駅には同社のGALAXY Studioが設置され、モックアップ等の展示が行われている。
(記事提供: AndroWire編集部)