MEGASTAR-IIB itami

大平技研はこのほど、中型ドーム向けプラネタリウム投影機「MEGASTAR-IIB itami(メガスターツービーイタミ)」を兵庫県の伊丹市立こども文化科学館に納入する。3月3日に同館のリニューアルオープンが予定されている。

MEGASTAR-IIB itamiは、太陽、月、5惑星の投影機と照明装置を加えた光学プラネタリウムで、中小型ドーム用に新設計された小型惑星投影機を採用。投影恒星数は100万から1000万個まで対応でき、今回は同館の希望により500万個に設定されている。同機種の導入は関西地区では初めてで、国内では5機目、世界では8機目の設置になるという。

MEGASTAR-IIBは超高輝度白色LED光源を採用しており、低ランニングコスト・低消費電力も特徴。今回のリニューアルにより、同館では旧機に比べ星数が500倍以上にアップする一方で、消費電力は30分の1以下になるという。また、年に数回実施していたランプ交換作業が数年にわたり不要になるといったメリットもある。

なお、同館のデジタルプラネタリウムには、アストロアーツのステラドーム・プロが採用されている。

同館ではリニューアル特別イベントとして、「大平貴之トークショー&星空解説」などのさまざまな企画が予定されている。