ドワンゴは、自社が運営する動画サービス「niconico」において、クリエイターの創作活動やコラボレーションを支援する制度「クリエイター奨励プログラム」が、2月19日(火)よりニコニコ静画に全面対応したと発表した。

「クリエイター奨励プログラム」は、クリエイターの創作活動とコラボレーションを支援する目的で開始されたもので、投稿作品の人気度などに応じて奨励金(現金またはニコニコポイント)を進呈するプログラム。奨励金には作品自体の人気度に応じて算出される「作品奨励金」と、その作品に影響を受けた子作品の人気度に応じて算出される「子ども手当」の2種類が用意されている。

これまで同プログラムでは「作品奨励金」の対象を動画に限定していたが、今回の改訂により対象作品を拡大。ニコニコ静画(イラスト、ニコニコ漫画、スクロール漫画)の作品も「作品奨励金」の対象となり、プログラムへの登録が可能となった。

プログラム対応状況

あわせて奨励金を複数アカウントで分配できる機能も2013年4月より実装される。現在、奨励金は投稿者アカウントのみが受け取る仕組みとなっているが、複数のクリエイターとのコラボレーション作品における奨励金の分配をスムーズにするべく、投稿者が指定したアカウントへ任意の割合で奨励金を分配できるよう機能強化を行っていく。

なお、ドワンゴの発表によれば、対象期間10カ月間(2011年12月分~2012年9月分)における同プログラムの総支払額は3億336万8,632円分、受取ユーザー総数は3,973名を記録。さらに支払額別のユーザー数をみると、100万円~499万円は56名、500万円~999万円は4名、さらに1,000万円以上を受け取ったユーザーも3名存在するとのこと。