「エントリーシート、何社に提出した?」

リクルートキャリアが運営する「就職ジャーナル」は、就職活動を経験した大学4年生・大学院2年生792人(うち男子学生349人、女子学生443人)を対象に、「エントリーシート、どのくらい通過するもの?」をテーマに調査した。調査期間は1月19日~20日。

まず、エントリーシートを提出した会社の数を尋ねたところ、平均は26.4社で、昨年同時期の27.1社とほぼ同水準の結果に。内訳を見ると、59.8%が20社以下である一方、51社以上に提出した学生も11.1%いた。

属性別では、男子学生よりも女子学生、大学院生よりも学部生、理系学生よりも文系学生の方が、より多く提出している傾向に。特に文系学生の平均29.6社に対して、理系学生は20.5社と、文系学生の方が約1.5倍多く提出していた。

エントリーシートが通過した会社の数は昨年より減少

「エントリーシートが通過したのは何社?」

次に、エントリーシートが通過した会社の数を尋ねたところ、平均は14.5社。昨年同時期の16.4社と比較すると、約2社分少ない。内訳を見ると、全体の56.0%が10社以下である一方、31社以上と回答する学生も9.3%いた。

属性別では、男子学生よりも女子学生、大学院生よりも学部生、理系学生よりも文系学生の方が、通過した数が多い傾向が見られ、特に学部生と大学院生、文系学生と理系学生に差があった。

さらに、エントリーシートの通過率(提出した会社の数に対する通過した会社の数の割合)は平均65.9%で、昨年同時期の調査(66.0%)と同水準。属性別に見ると、概して男子学生(68.5%)、大学院生(71.6%)、理系学生(69.2%)の方が通過率が高い傾向が見られた。

また提出した社数別では、10社以下の場合で通過率が77.8%、25社以下で73.1%、50社以下で68.6%、51社以上で45.8%となり、提出した数が少ないほど通過率が高いことが分かった。