「きものクイーンコンテスト2013」の最終選考会が16日、東京・浅草公会堂で行われ、宮崎県出身で19歳の臼井千晶さんがきものクイーンに選ばれた。

きものクイーンに選ばれた臼井千晶さん(右)とコンテストでスペシャルサポーターを務めた吉本実優

着付け教室を関東で展開するハクビとオスカープロモーションが共同で開催した「きものクイーンコンテスト2013」は、女性らしさと和の美しさを兼ね備えた"きもの美人日本一"を競い合うコンテスト。最終選考会では、応募総数5,715人の中から予選を勝ち抜いた約500人の出場者が、ゲスト審査員でスペシャルサポーターを務める吉本実優らの前で艶やかな着物姿をアピール。大会では、ガールズユニットのモデルガールズによる打掛けや引振袖の着物ファッションショー、第13回全日本国民的美少女コンテストでグランプリに輝いた吉本と佐藤藍子のトークショーも行われた。

「目の奥に力があって、歩き方などの所作が素敵だった」という選考理由で、きものクイーンに輝いた臼井さんは「振袖を着てから、女性らしさを意識するようになりました。それが、審査員の方々に伝わったのかなと思う。喜びでいっぱいです」と大感激。臼井さんにトロフィーを手渡した佐藤は「これからも着物の美しさを国内外に広めていって欲しい」とエールを贈り、審査員に初挑戦した吉本は「色んな柄や色の着物があって個性がたくさんあった。審査もさせてもらって楽しませて頂きました」と満足げな表情を浮かべた。また、準クイーンには手塚梨加さん(20歳)、星野玲奈さん(20歳)、オスカープロモーション賞に鎌田夢乃さん(19歳)が選ばれた。

コンテスト終了後、報道陣の取材に応じたきものクイーンの臼井さんは「名前を呼ばれた時はビックリして、顔が赤くなってしまいました。段々実感が沸いてきました」とはにかみ、着物の魅力について「着ると胸が高鳴って、新しい自分を見つける機会を与えてくれます」とコメント。また、「振袖は着る時期が限られるから、今のうちにいっぱい着た方が良い。静の中に強さを秘めることが出来る着物は、滲みでる優しさや強さが魅力ですね」と語った佐藤は、「和装が似合わない顔と言われるんですが、夫には『意外と似合うね』と言われます」と照れ笑い。着物を着るのが人生で5回目だという吉本は「真っ赤な色は初めて。スタッフさんに大人っぽく見えると言われたのでうれしい」と話し、報道陣に、着物姿の男性はどうですかと聞かれると「着物も浴衣も格好良いです。一緒に歩いてみたい」と笑顔を見せた。