Lightningの認証チップにベンダー固有番号、iOS周辺機器管理をより厳格に

 

米New York Timesの2月14日(現地時間)の報道によれば、Appleが昨秋より販売を開始したiPhone 5で初めて導入した「Lightning」について、個々のケーブルには専用チップが埋め込まれており、このチップにはさらにベンダーごとの識別番号が登録されているという。リバースエンジニアリングでチップを複製しても、Appleがソフトウェア的に排除することが可能で、MFi (Made For iPhone)認証された製品以外の利用を不可能にする狙いがあるという。

Lightningケーブルには専用チップが搭載されており、このチップを除外した状態で端子とケーブルを接続してもプロテクトがかかって動作しないことはiPhone 5発売当初から知られていたが、今回のNYTの報道により、その管理がより厳密に行われている姿が浮かび上がってきた。この認証チップはAppleがサードパーティのアクセサリメーカーに対して提供しているMFi認証を受けない限り供給を受けられないため、実質的にiPhone対応周辺機器の製造にはMFi認証が必須となっている。こうした理由もあり、最大の商戦期である昨年2012年第4四半期ではAppleとごくわずかなサードが対応製品を出すのみで、多くのベンダーでは製品投入が間に合わなかった状態だ

このLightningアクセサリに対して提供される認証チップは、単純に認証制御を行うだけでなく、前述のようにベンダー各社が製作したアクセサリをテストのためにMFi認証に出した段階でAppleによって認識され、ユニークなシリアルナンバーを与えられる。そのため、例えばA会社のLightning対応アクセサリのチップを取り出して他のB社の製品に取り付けても、その製品はA社の製品としてiPhone 5側には認識されるという。これについてコメントしているのはiPhoneジャケットで知られるMophieで、もし誰かがリバースエンジニアリングでチップを複製したとしても、Apple側ではソフトウェア制御とOSアップデートでこれを排除することが可能だという。

ユーザーにとってのメリットは粗悪品排除による安全の保証で、MFiを通過した製品であるかが1つの目安になるということだ。Appleにとっては市場保全と同時に、安物流通による市場の価格体系崩壊を防げる。ただし、ユーザーにとっては安価に製品を購入できなくなるというデメリットにつながり、その点が難しい。

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