「Photoshop 1.0」のソースコードがComputer History Museumで公開

 

コンピューターの歴史に関するコレクションを展示するComputer History Museum(コンピューター歴史博物館)は2月14日(現地時間)、有名なフォトレタッチソフト「Photoshop」のソースコードを公開した。同ソフトウェアの歴史は、1987年に当時ミシガン大学の学生だったThomas Knoll(トーマス・ノール)氏がMacintosh Plus向けに画像を扱うソフトウェアを開発したところから話は始まる。

このソフトウェアに興味を覚えたのが、特殊効果および視覚効果スタジオのILM(Industrial Light & Magic)の社員だった弟のJohn Knoll(ジョン・ノール)氏。兄弟は協力し合って「Display」と呼ばれるソフトウェアを作り上げた。完成度を高めると同時に名称を「Photoshop」に改称し、後にApple Computer(現Apple)とAdobe Systemsの社員の手により、最初のバーションとなる「Photoshop 1.0」が1990年にリリースされた。

「Photoshop」の生みの親、Thomas Knoll氏

後から開発に参加した弟のJohn Knoll氏

Computer History Museumは今回Adobe Systemsの許可を得て、Photoshop 1.0.1のソースコードを公開に至った。Appleからライセンスを受けたMacAppアプリケーションライブラリを除いたソースコードのダウンロードが可能。ソースコードは計12万8,000行、179ファイルで構成されており、約75パーセントはPascal(高級開発言語の一種)、約15パーセントが68000向けアセンブラで書かれているという。使用許諾契約内容に同意すれば、誰でもソースコードをダウンロードできるが、非商業利用に限定されている。

1990年に発売されたMacintosh Plus向けの「Photoshop 1.0」

ソースコードの一部「Photoshop.r」。ライブラリなどは除外されているため、そのままコンパイルすることはできない

現在では「pho・to・shop」とMerriam-Webster online dictionary(メリアム・ウェブスターオンライン辞書)にも登録されるほど、知名度を得たソフトウェアの一端を直接知ることができる機会をぜひ活用してほしい。

「Adobe Photoshop 1.0.7」のバージョン情報ダイアログ。Knoll兄弟の名前が開発者に連なっている

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