ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は2月14日、大林組の導入したタブレット端末3,000台のセキュリティ対策として、オールインワン認証アプライアンス「NetAttest EPS」、および専用オプション「NetAttest EPS-ap」を納入したと発表した。

タブレット端末利用イメージ

大林組では、建設現場での膨大な情報を効率的に処理するため、"従来型の現場施工管理"からの脱却を目的に、3,000台のタブレット端末(iPad)の導入を決定した。タブレット端末の活用には、無線(Wi-Fi)ネットワークを必要とするため、調達する認証システムには、通信の盗聴や不正侵入など、従来からのセキュリティに対する懸念を解消するソリューションを求めていた。

そこで、ソリトンの「NetAttest EPS」を選定。大林組では、導入後の効果として、タブレット端末の有効活用により、「現場にいながらにして」の業務が可能になり、場所移動などの“非効率的”な時間は施工管理に充てることができ、同社の建設品質を更に向上させるものと期待されている。

「NetAttest EPS」で認証する無線ネットワークは、アクセスポイントがあれば、ネットワークの設定変更や都度のパスワード入力が不要で、安全性と利便性を両立。標準的な技術仕様に準拠しているので、端末・機器の仕様に依存しないため、現場事務を開設するたびに実施してきた疑似環境構築と動作試験が不要になるなど、システム運用コストの削減にも貢献しているという。