不動産賃貸や運輸・物流を手がける加瀬倉庫は、建築不可の土地に関するオーナーの悩みを解決する取組みとして、土地を借り上げてバイク用駐車場として活用する事業を発表した。土地だけでなく建物の1階部分の活用にも、バイク駐車場は有効だという。

屋内型駐車場

個別収納型駐車場

ライン型駐車場

幅4mの道路への接道部分が2m未満の土地については、建築基準法により建物を建てることができない。こうした土地は駐車場として活用されることが多いが、自動車が入れないほど接道部分が狭い土地ではそれもできないため、土地オーナーの悩みの種となっている。土地活用で30年の実績がある同社では、こうした問題を解決するため、バイク駐車場による土地活用を提案、建築不可の土地の募集を開始した。

バイク駐車場は土地の形状などに合わせて、ライン型駐車場をはじめ、雨風や防犯面でも安心な個別収納型のバイク駐車場などがあり、自動車1台分の空きスペースから借り上げる。土地だけでなく、長期間空室になってしまっている建物の1階部分も屋内型駐車場として活用できる。同社はすでに関東地域で260カ所、1,200台分もの月極バイク駐車場を管理運営しており、2013年度中に500カ所を目標に拡大している。

契約の形態は固定賃料の借り上げのほかにも、売上げの歩合で賃料を支払う共同経営などがある。管理の委託や募集のみの相談にも応じるとのこと。