三菱自動車は、スイスで3月5日から開催される『第83回ジュネーブ国際モーターショー』において、次世代先進技術を搭載した「MITSUBISHI Concept GR-HEV」と「MITSUBISHI Concept CA-MiEV」という2台のコンセプトカーを世界初披露すると発表した。

「MITSUBISHI Concept GR-HEV」(イメージ写真)

MITSUBISHI Concept GR-HEVは、環境性能と走行性能を両立した「スポーツユーティリティトラック」をコンセプトとして、ピックアップトラックに開発中のFRベースのディーゼルハイブリッドシステムを搭載。燃費に優れたクリーンディーゼルエンジンと、高性能モーター・バッテリーを組み合わせたHEVシステムにより、走行時のCO2排出量を140g/km台に抑え、クラストップレベルの環境性能を目指すとのこと。また、パジェロで培った「スーパーセレクト4WD」と、車両運動統合制御「S-AWC」(Super All Wheel Control)を組み合わせた次世代の4WDシステムを採用し、様々な道路環境における優れた走行性能を実現する。

「MITSUBISHI Concept CA-MiEV」(イメージ写真)

MITSUBISHI Concept CA-MiEVは、将来のEVを想定したコンセプトカー。高エネルギー密度バッテリーや、高効率EVシステム(モーター / インバーター / 回生ブレーキ / 非接触充電システム)など、同社が開発中の次世代EV技術を採用するとともに、ボディの徹底した軽量化・空力性能向上も合わせて、航続可能距離300kmを実現するという。