手についた魚のにおいを何とかしたい

魚は食べたいけど、さばいた後の生臭さはイヤですよね。せっけんで洗ってもなかなか取れずに、しばらく手がくさいって事もあります。でも、手についてしまった魚の生臭さを簡単に落とせる方法があるのです。魚のくささが消えない時にはオススメです。ぜひ試してみてください。

■魚の生臭さの正体とは

においの正体は、実は細菌です。死んでしまった魚の成分を栄養源にして、細菌が増えることによりにおいが強まるのです。このにおいのことを、アミン臭といいます。手が臭くなってしまうのもアミン臭の原因である細菌が手のシワなどに入り込んでしまい、においが手になじんでしまうため、せっけんで洗ったくらいでは生臭さが落ちなくなってしまうというわけなのです。

■手についた魚のにおいを落とす方法

・ステンレスにさわって落とす

ステンレスにさわると、鉄イオンと細菌が反応しあって、においの元を消してくれるといわれています。100均などでステンレスの球状の物が売っていますが、身近な物では水道の蛇口などをさわっても良いそうです。

・レモンなどかんきつ系の皮で落とす

かんきつ系の果物などの皮には殺菌作用があり、手についた細菌を分解してくれます。レモンがない場合には、カボスやみかんなどでも代用できます。

・コーヒーの豆カスで落とす

コーヒーを飲んだあとの豆カスを手のひらにのせてゴシゴシもんでください。そのまま水で洗い流すと、生臭さがスッキリ落ちます。コーヒーを飲まない方は、お茶の葉にも同じような殺菌作用があるそうなので、代用ができるそうです。コーヒーの豆カスもお茶の葉も乾燥していない方がにおいを吸収しやすいようなので、乾燥させないように注意しましょう。

・酢で落とす

酢には殺菌作用と除菌作用があります。酢のにおいが取れなくなってしまうので、2倍くらいに水で薄めてください。酢水に手を入れて、水の中でゴシゴシ手を擦りましょう。ある程度においが落ちてきたら、洗い流せば酢のにおいも魚の生臭さもスッキリ落ちます。

■魚をさわる前に一工夫してみる

完全に魚臭さを手に移さない方法はないのですが、ある程度つかないようにする事はできます。例えば牛乳を手に塗っておいたり、お茶の葉やかんきつ系の皮を先にこすりつけておくと、においをつきにくくしてくれます。魚をさわる前に一度試してみてください。