公開初日を迎えたアニメーション映画『スタードライバー THE MOVIE』の初日舞台あいさつが9日、東京・新宿ピカデリーで開催され、宮野真守、福山潤らメインキャストが登場、さらに主題歌を担当する9nineらがミニライブを行った。

前列左より、村田寛奈、吉井香奈恵、川島海荷、宮野真守、福山潤、早見沙織、大藪プロデューサー。後列左より、佐武宇綺、西脇彩華、新名彩乃、小清水亜美、日高里菜、戸松遥。揃って「綺羅星!」のポーズ

本作は、2010年10月より放送されたTVアニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』の総集編として再構成し、26話後のエピソードなど新作カットを加えた劇場版アニメーション。南海の孤島「南十字島」を舞台に、古代銀河文明が生み出した人型ロボット「サイバディ」を巡る戦いが描かれており、劇場版はタクト(宮野真守)、スガタ(福山潤)、ワコ(早見沙織)の3人の関係性によりフォーカスした内容となっている。

トークには出演キャストから宮野、福山、早見に加えて、戸松遥、日高里菜、小清水亜美、新名彩乃が登場。宮野が「どうも、銀河美少年です!」、福山が「綺羅星十字団を代表して、綺羅星!」とキャラクターを意識したあいさつでトークはスタートした。宮野は劇場公開について「この作品に注いだ想いや愛情ははかりしれないので、こうして劇場版をお届けできて本当にうれしいです。僕らも一瞬一瞬を楽しんで青春した作品です」と語り、福山も「オープニングで何故かジーンと来て泣いてしまい、自分が思っていた以上にこの作品が好きだったんだと肌で感じました」と強い思い入れがあることを語っていた。

劇場版を「常にクライマックス状態」と語った早見は、新曲「光のオクターブ」について「タクト、スガタ、ワコのさわやかなシーンにぴったりの、キラキラした楽曲だと思います」とコメント。トークでは小清水と新名が一緒に試写会に行ってランチを食べた話に宮野が「女子会か!」とツッコミを見せたほか、戸松が自分のライブでキャラクターソング「モノクローム」を披露した時、客席の盛り上がりから作品の人気を実感したエピソードなども明かされた。

劇場版の主題歌「colorful」を披露した9nine

続いてステージには、佐武宇綺・村田寛奈・吉井香奈恵・川島海荷・西脇彩華の5人からなるパフォーマンスガールズユニット「9nine」が登場。代表して西脇が「TVシリーズの頃から、主題歌を通して『スタードライバー』さんをもっと盛り上げられたらと思ってきました。この作品を見て主題歌を聴いていただいた時に、笑顔になる力になれたらと思います!」とあいさつし、劇場版主題歌「colorful」を生披露。キャスト陣も客席に陣取って「9nine」のパフォーマンスに声援を送っていた。

舞台あいさつに参加が予定されていた五十嵐卓哉監督は、インフルエンザのため欠席となってしまったが、代理のボンズ・大藪プロデューサーが「タクトたちの青春の輝きをお楽しみいただけたでしょうか。僕の作る作品はほとんどが始まりを描く物語で、この作品も例外ではありません。タクトたちの人生という冒険はこれからも続いていくので応援してください」との手紙を代読していた。

『スタードライバー THE MOVIE』新作カット

(C)BONES/STAR DRIVER THE MOVIE製作委員会