Freescale Semiconductorは、データセンター向けに暗号化コプロセッサ「C29xファミリ」を発表した。

同ファミリは、スタンドアロン型プロセッサのほか、シングルチップもしくはマルチチップのPCI Express(PCIe)カード・ソリューションとしても活用可能で、マルチチップの場合、従来のPCIeオプション比で3倍以上高速となる毎秒12万以上のRSA-204演算を実現することが可能。またRSA(最大鍵サイズ4096ビット)、ディフィー・ヘルマン、楕円曲線暗号(ECC)のアルゴリズムを高速化するよう設計されており、最大10Gbpsのバルク暗号化を統合することが可能となっている。

なお、同ファミリの第1弾製品は、2013年第1四半期中にサンプル出荷が開始される予定で、単価は1万個購入時で99ドルからになるとしている。

データセンター向け暗号化コプロセッサ「C29x」の機能ブロック図