英Guardianが2月4日(現地時間)に関係者の話として報じたところによれば、フィンランドのNokiaが同社Windows Phone製品ラインの「Lumia」シリーズにPureViewの4100万画素センサを搭載する意向だという。同製品は「Nokia EOS」の名称で知られており、今夏に米国市場向けに提供が開始されるようだ。

PureViewはカメラに高画素センサを用い、実際に生成される画像はセンサ解像度より低いものながら、ピクセル補完で単純にセンサから取得できるデータよりも綺麗な画像を得る技術だ。最初にPureViewを搭載して登場したのはNokia 808で、同社最後となるSymbian OSをベースに、4100万画素という超高解像度センサを搭載していたことで話題を呼んだ。だが後にPureViewの名称を冠して登場したWindows Phone 8ベースのLumia 920では、800万画素クラスのセンサとライバル他社の製品と比較しても決して高くはなく、一部ユーザーではNokia 808の4100万画素クラスのセンサを搭載したLumiaシリーズの登場が待たれていた。今回、Guardianの報道でNokia周辺の関係者がこの製品の存在を認めたことになる。