日本エイサーは4日、eMachinesブランドの製品を開発終了するとともに、「Acer」ブランドへ統合することを発表した。販売中および販売済みのeMachines製品については、サポート業務を継続する。

eMachinesブランドのWebサイトでは2013年12月31日まで、販売中の製品、サポート情報の掲載を続ける。2014年以降については、決定しだい公表するとしている。eMachines製品は主に米国での販売が中心だったが、Acerは2013年の初頭に「eMachines製品の終了」を発表しており、今回、日本でも正式に明らかにされた。

eMachinesは低価格PCブランドとして知られ、日本では2002年に販売を開始。2004年には米ゲートウェイに買収されたが、日本での販売は続いた。米ゲートウェイは、2007年にAcerによって買収、2009年に完全に吸収されている。その後、Acerの低価格ブランドとして、日本でもeMachines製品の販売が続けられてきた。

余談だが、米ゲートウェイは日本法人の「日本ゲートウェイ」を1995年に設立して日本市場へ進出。「牛」マークの同社PCは日本でも人気があり、価格や性能、サポート面でも高い評価を得ていた。ところが2001年8月、日本など主要なアジア市場から突然撤退。上述のように、低価格なeMachinesブランドとプレミアム系のGatewayブランドで2004年に日本へ再上陸したが、思うように販売が伸びず、Acerによる買収・吸収となった。