真ん中にもやしを盛る「浜松餃子」

浜松市は、2月1日発表の総務省家計調査「1世帯当たりのぎょうざ支出金額」2012年年間累計金額において、2年連続で餃子消費量日本一となった。

同調査は、都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たりの支出金額、購入数量および平均価格を調査したもの。2012年の「1世帯当たりのぎょうざ支出金額」は、1位の浜松市が4,670円で、2位が宇都宮市4,365円、3位が京都市3,169円だった。

「浜松餃子」は、野菜を多く使用したあっさりとした味で、真ん中にもやしを盛るというスタイルが特徴。2013年1月時点で、市内の餃子店は約400店舗以上にのぼり、宇都宮市と毎年、餃子消費量の首位を争っているという。

2005年には、浜松餃子の振興・普及を目的としたボランティア団体「浜松餃子学会」を設立。同団体では、同市内の餃子販売店の情報を取りまとめた「浜松餃子マップ」を毎年1回発行するなど、同市の食を市民や観光客に伝える活動を続けている。

さらに、2007年より、全国の有名餃子が集結する"食"の祭典「浜松餃子まつり」を開催。毎年数万人が来場する地域活性イベントとなっているという。

鈴木康友浜松市長は、「今後も東の宇都宮、西の浜松の2大消費地域が中心となって、日本の餃子文化を盛り上げ、餃子を通じた街の活性化につながることを願っている」とコメントしている。