北陸新幹線金沢延伸に向けて、長野駅に新たな駅ビルを建設する計画が発表された。長野市が進める善光寺口駅前広場整備に合わせ、利便性の向上と駅周辺のにぎわい創出をめざす。

新駅ビル外観イメージ(イメージパースのため、変更になる可能性がある)

新駅ビルは地上3階建て、延床面積9,600平方メートル。駅周辺の回遊性向上を目的に、長野市が設置する歩行者デッキ、既存駅ビル「MIDORI長野店」および「ホテルメトロポリタン長野」と接続させ、駅利用者や地域住民の利便性の向上と駅周辺地域のにぎわい創出を図る。1月下旬に仮設工事に着手し、4月より本体工事着工。2014年秋に一部オープンした後、全面開業は2015年3月の予定だ。

外観は、長野市が設置するひさしや列柱と調和するよう、格子をモチーフにしたデザインに。東西を結ぶ自由通路上には、吹き抜けのエントランスを設置し、ビル内に地域情報発信や地域住民の利用を想定した多目的コミュニティスペースを設ける。新駅ビルの建設に合わせ、4階建て約310台収容の立体駐車場も新たに整備する。