VESA(Video Electronics Standards Association)は米国時間31日、「DisplayPort Dual-Mode」規格を、4K×2Kの解像度や1080pでの3D対応に向けて更新・リリースした。

現在のDisplayPort-HDMI変換アダプタは、TMDSクロックが165MHzであるため、1,920×1,080ドットで60Hz、24bitカラーまでの対応となっている。これを新たに策定した「DisplayPort Dual-Mode」規格バージョン1.1によって、TMDSクロック300MHz、30fpsのUltra HD解像度(4K×2K)、1080pでの3D映像表示、1080pのDeep Colorに対応させる。

つまり、HDMI 1.4世代のディスプレイをサポートする、新たなDisplayPort-HDMI変換アダプタを造できる環境が整ったことになり、早ければ2013年内に対応する機器が流通するという。

また、従来のDisplayPort-HDMI変換アダプタを「Type 1」、新規格に対応したアダプタを「Type 2」と呼ぶことで区別する。

VESA本リリースを伝えるVESAのWebページ

VESAは映像表示関連機器の業界標準化団体で、DisplayPortやアームスタンドに使われているVESAマウント規格などを策定している。