社会人が取りたい資格上位20位

ブラザーズの市場調査部は、2013年1月中旬に、社会人のキャリアプランに直結する「取りたい資格」についての意識調査を実施した。

今回の調査は、データの正確性を期すために首都圏の8地区(丸の内、上野、池袋、新宿、渋谷、横浜、千葉、大宮)で各2日各日50人ずつの1地区累計100人、合計800名の通行人を対象に実施した。

趣味やカルチャー系はランクダウン。キャリアアップに強い資格が上位に

1位は「看護師」。約6ポイントの差で「公認会計士」が続いた。調査結果を見ると、趣味やカルチャー系の資格の名前がランキングを下げ、3年連続1位の看護師や同2位の公認会計士など、独立やキャリアアップ、転職等に強い業界・分野の資格に人気が集まった。ここ数年の不況の影響が考えられる。

また、人気の資格である「食の資格」も全体的に上位にランクイン。20位以内の調理師や栄養士のほか、21位には食育インストラクター、37位にはマクロビオティック検定・販売士が入っている。

その理由としては、福島第一原発事故の影響で、「食材」そのものへの関心の高まりが考えられる。豪華な食事より、現実の生活ではオーガニックや美容食・健康食・食育に関わるようなスキルに社会人からの高い関心が寄せられていることが分かった。

※調査時に記入された資格名称が実在のものと違った場合、同義の資格名称を調査して修正
※レベルが存在する資格や同義の資格名が複数種ある資格の場合は代表的な呼称で記載